10月第3週前夜-また台風だ!
体育の日に台風が日本本土上陸するのは祝日制定後初めてらしい。
明日の出勤時には苦労される方が多数いるのだろうし、各地で災害の恐れがあるとのこと、皆さん十分に注意していただきたいと切に願う。
先週は嵐の予兆か、月曜こそ高かったものの日経平均で400円以上の週間下落となり、週末夕場や更にはNY時間にもNYマーケットにつられて先物は15,000円を一時割るなど大きく下げて終わっている。
13日の欧州市場スタート時間帯の現在は少しリバウンドしているようだが、やはり今晩のNYマーケットに左右される展開となるのだろう。
台風に対するような恐怖を感じてそれに対応するのか、逆にその波乱を利用して一勝負するのかは、トレーディングを重視するかインベストを重視するかでも違い、人それぞれなのだろうが、
引き続き大怪我されぬよう、ご自愛くだされ!
さてそれではまずは先週の結果から
先週末に選択した2つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、
1、11月Put15,500売り1単位+11月Put15,000買い2単位のPレシオの逆(バックススプレッド)
20円の受け取りー>10円で、30円のプラス
2、11月Call16,000買い1単位+Call16,500売り2単位のレシオコール
55円の支払いー>43円で、12円のプラス
で、トータル42円×1,000=42,000円の勝ち!(手数料は別途必要)ということになる。
今回は月曜寄り付きが高く始まるとみてデルタ的にはマイナスを取った戦略でもあり、方向感は合っていたのだが、11月先物が月曜寄り付きからは500円以上下落した割には思ったほど儲からなかった感が残ったのではなかろうか?
11月先物が前週末からは425円下落した中で戦略の先週末比での動きは
1は、デルタ要因が約+33円、その他要因が約17円程度
2は、デルタ要因が約+75円、その他要因が約+70円
くらいで動いてきた。月曜寄り付きこそ日経VIは小安く始まったものの17%台半ばから週末には22%台へと上昇を続ける中、相変わらずskewがプットサイドはさほど立たずにコールサイドが高めに残る動きをしていた、ということが理由だと思われるね。収益そのものよりも、非常に最近の典型的な動きをこれらのポジションをモニターすることでわかったのではないだろうか。
とりあえず、反省点はボラとSKEWの動きを若干読み間違えたこと(でもこれは結果論でしかない)。タラレバは、最近のこういう動きの中では方向性の読みが当たるとしても単純にプット買い、コール売り、ベアスプレッドを選択する方が良かったな、ということですな。
ということで、次は
10月第3週の「当たらないけど予想!」
下の表を参考に(先週の表からは行使価格を移動させてるよ!)、ただ先週末夜間に12月先物ミニが15,230円まで下落していること、CMEでは15,000円近辺まで下落推移していることを考えて、14日寄付き値からスタートで評価してみるよ。
1、11月Put15,250売り1単位+11月Put14,750買い2単位のPレシオの逆(バックススプレッド)
(先週末評価では8円の受け取り)
2、11月Call15,250買い1単位+Call15,750売り2単位のレシオコール
(先週末評価では43円の支払い)
、の2つをピックアップして同時に持つ。先週に行使価格はマーケット水準に合わせつつ引き続きレシオ系の動きを見てみよう!
今回は先週とは違うボラティリティの動きをするのではないかという読みもあるよ。
でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。
今度の週末にまた反省会するから待っててなー!
10月第2週前夜-乱高下が意味するもの
前回のブログで書いたけど、先週は米国市場の下落、VIX指数の上昇、ドル円110円越えでの達成感みたいな雰囲気と、週末のリバウンドが値幅が大きく、日本株も金曜夜間まで含めれば大きく上下した。
一旦底打ちと見るのか、ただのリバウンドと見るのかは、いつも言うように後でしかわからないけど、経験則からいろんなパターンを想像しておくのは悪いことではないと思う。(ブラックマンデーの前後でも市場の乱高下があったがその状況と現在は周辺事情が違うな、とか、この時とは似ているな、とか想像すること)
市場に出回るお金の量、通貨の強弱、債券市場でのお金の動き、そして歴史的な事変による恐怖感の有無によって過去の例は後に説明されているので、その状態が今どうなのかを焦らずに見極めていくのがいいのだろう。
引き続き、体調悪化しないよう無理せずご自愛くだされ!
さてそれではまずは先週の結果から
先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、
1、10月Call17,000円の買い1単位
10円の支払いー>1円で、9円のマイナス
2、10月Call16,500円とPut16,000のストラングル売り1単位
170円の受け取りー>322円で、152円のマイナス
3、10月Call 16,750売り+Put 15,750買い1単位に週末のデルタ合わせで10月先物ミニを3枚だけロング
5円の受け取りー>169円で、174円のプラスと
先物ミニ3枚買いが16,345円ー>15,750円で、178.5円のマイナスで
合計165.5円のマイナス
で、トータル165.5円×1,000=165,500円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。
まあ今回は途中で明らかに負けるなという展開だったので、実際にはそのまま持ち続けることはないのだろうし、金曜夕場まで持っていれば天からの救いのような動きが来ていたのだが、結果を素直に評価してみると
11月先物が前週末から-510円下落した中で(更には月曜寄付きは85円高かったことから)、
1は、明らかにデルタ要因が大きい
2は、デルタ要因が約-182円、その他要因が約+30円
3は、デルタ要因が約+48.5円、その他要因が約-53円
くらいで動いてきた。2、3は木曜日の大幅下落の日に大きく動いており、金曜反発も日中はボラが依然高く、skewはさほど立っていない状態で週末まで来た、ということが理由だと思われるね。実際2は木曜の10月先物395円安の時に222円評価が悪化していて、3は木曜は55円しか評価上がらず逆に金曜の10月先物50円高の時に21円も評価が悪化していたよ。
とりあえず、反省点は単純に相場の動きとボラの動きを読み間違えたこと(でもこれは結果論でしかない)。タラレバは、最初の読みが外れても水曜夜間に先物が16,000円を割る段階ででもデルタ調整で対処していれば十分にプラスに出来た、ということですな。
ということで、次は
10月第2週の「当たらないけど予想!」
下の表を参考に、ただ先週末夜間に12月先物ミニが15,920円まで上昇していることを考えて、6日寄付き値からスタートで評価してみるよ。10月限はSQ週だから11月限でね!
1、11月Put15,500売り1単位+11月Put15,000買い2単位のPレシオの逆(バックススプレッド)
(先週末評価では3円の支払い)
2、11月Call16,000買い1単位+Call16,500売り2単位のレシオコール
(先週末評価では33円の支払い)
、の2つをピックアップして同時に持つ。今週はレシオ系の動きを見てみよう!
いつも言うけで、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。
今度の週末にまた反省会するから待っててなー!
10月第1週前夜-寒暖の差
9月も終わろうとしていて、台風の影響で雨模様だった週初めは寒かったが、週後半は昼間は暑いくらいで夜涼しい。体を動かしていない人にとっては寒暖の差が激しくて体調管理が難しい週だった。
マーケットも米国市場の日中値幅の大きい上下動に、ポジション管理が難しかった週なのではないだろうか?来週も向こうはアリババのオプション上場とかで日々日中の動きは荒くなるかもしれないけど、長い目とはまた違うから注意しないといけないかな。
次への大きな動きに移る前触れのような気がして予想はするけど、そればかりはいつもと同じく結局は後からしかわからない。外した時に体調悪化しないように管理しないといけないね。ご自愛くだされ!
さてそれではまずは先週の結果から
先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で確認すると、
1、10月Callの16,500円と17,000円でブルスプレッド1単位
83円の支払いー>65円で、18円のマイナス
2、10月16,250円のストラドル売り1単位
443円の受け取りー>348円で、95円のプラス
3、10月Put 15,500買い+Call 16,750売り1単位に週末のデルタ合わせで10月先物ミニを3枚だけロング
4円の受け取りー>0円で、4円のプラスと
先物ミニ3枚買いが16,210円ー>16,260円で、15円のプラスで
合計19円のプラス
で、トータル96円×1,000=96,000円の勝ち!ということになる。
(実際には週初の寄付き値から週末の大引け値でしかトレード出来ないから、それで評価すると
1は、5円のマイナス
2は、100円のプラス
3は、25円のプラス
で120,000円の勝ちだったね。手数料は別途必要)
まあ今回はたまたま勝ったという風に受け取ってもらって構わないけど、先週末の表からの差は、
1は、デルタ要因+11円、その他要因-29円
2は、デルタ要因 0円、その他要因+95円
3は、デルタ要因+6円、その他要因+13円
くらいで動いてきた。全体的には4日間のシータ分以外はボラティリティが若干低下して、skewが立った状態で週末を迎えた、ということが理由だと思われるね。
毎日モニターシート見ていればその動きはわかるよ。とりあえず、反省点は1は外側を倍売るレシオコールにしておけばよかったかな?というタラレバですな。
ということで、次は
10月第1週の「当たらないけど予想!」
下の表を参考に、ただ先週末夜間に10月先物ミニが16,335円まで上昇していることを考えて、29日寄付き値からスタートで評価してみるよ。
1、10月Call17,000の買い1単位
(先週末評価では8円の支払い)
2、10月Call16,500とPut16,000のストラングル売り1単位
(先週末評価では160円の受け取り)
3、10月Call16,750売り+Put15,750買い1単位に、デルタ合わせで10月先物ミニを3枚ロング
(先週末評価では20円の支払いと先物ミニは16,260で3枚買い)
、の3つをピックアップして同時に持つ。
今回は結果がわかりやすいようにCallの単騎買いも入れてみたよ。
前回も言ったけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。
今度の週末にまた反省会するから待っててなー!
9月第4週前夜-GPIF大丈夫なのか?
日経平均は年初来高値更新、今週久しぶりに先物も16,000円台を見た気がするな。
お金をじゃぶつかせて気分を盛り上げようとする世界的な政策から、米国のみが景気回復に一歩踏み出した感があるので、その恩恵を円安を理由に日本株も受けているということだろう。
でもこれって本当に日本経済回復の先回りとしての動きなのかなあ?
アベノミクスの第2段までは見た気がするけど、第3の矢はどうしたんだろ?
勤労人口が増えない、所得が増えない、個人消費が伸びない現状が、このまま自然な状態で是正されてくると考えているのだろうか?
目指すべき方向性が、円安株高と言っている間はたかが知れてるんじゃないかな。
余ったお金でバブルを作るだけでその後の悪影響は考えてないんだろうな。
円高株高になるような将来像を語ってくれるリーダーは居ないものかね。
とは言っても資産運用をしている者としてはある程度の流れに乗って、恩恵を享受しないといけないから、割り切って動いているよ(笑)
そういえば、これからGPIF改革して運用資産構成を変えるって話も、円や日本株の
動きに弾みを付けたし今後も底堅いはず、ということなんだろうけど、それ故結局
「GPIFは高値掴みする」
んじゃないのかね?笑うに笑えない話になるような気がしてならない。
俺なら大々的に細かいところまで吹聴しないでこっそり改革、変更するけどな。
今からこんなものをたくさん買いますよー、なんて言ってて勝てるはずがないよね(笑)
GPIFや年金運用、ラップ口座などについてはまた別の機会に雑感を書いてみたいな。実際に見てきて、おかしいやろ?と思っていたことなどを、しがらみのない立場でバッサリ発信できれば、と思ってるよ。
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さて9月第4週はどんな週かな?
下の戦略2枚見てみて。
割と単純な戦略を並べているのだけど、前週末値がプラスは支払いからスタート、マイナスは受け取りからスタートの意味。売り買い逆の戦略とるなら、その反対になるってこと。
1単位ではそれに1,000をかけた数字が支払いまたは受け取り金額(円)になる。でも決済した時に初めて損益は確定するから間違えないように。
出来れば毎週、これらの中からピックアップして1週勝負する
「当たらないけど予想!」
をやるよ!
そして次の週の前に反省会をする予定!
ただし、本当の運用はコントロールすべき時はするものだから真似しないように!
来週の「当たらないけど予想!」は
1、10月Callの16,500円と17,000円でブルスプレッド1単位
2、10月16,250円のストラドル売り1単位
3、10月Put 15,500買い+Call 16,750売り1単位に週末のデルタ合わせで10月先物ミニを3枚だけロング
、の3つをピックアップして同時に持つ。
1は表で見ると週末は83円の支払い、
2は表にあるストラドル買いの反対だから443円の受け取り
3は表で見ると4円の受け取りと先物ミニは16,210円で3枚買い
でスタート。
今度の週末どうなっているか、反省会するから待っててなー。
ちなみに先週見ていた戦略は下のような感じで、
金曜の10月先物ミニ230円高の影響が大きいのだけど、
前週末の15,865円の時に自身で考えて取りえた戦略では、どれだったか考えてみて。
日曜深夜に書こうかな
毎週書けるかわからないけど、ちょっくらブログも走らせるよ!