ファルコンの建玉一枚入魂

日経225オプションを軽くかましてます。

10月第2週前夜-乱高下が意味するもの

前回のブログで書いたけど、先週は米国市場の下落、VIX指数の上昇、ドル円110円越えでの達成感みたいな雰囲気と、週末のリバウンドが値幅が大きく、日本株も金曜夜間まで含めれば大きく上下した。

一旦底打ちと見るのか、ただのリバウンドと見るのかは、いつも言うように後でしかわからないけど、経験則からいろんなパターンを想像しておくのは悪いことではないと思う。(ブラックマンデーの前後でも市場の乱高下があったがその状況と現在は周辺事情が違うな、とか、この時とは似ているな、とか想像すること)

市場に出回るお金の量、通貨の強弱、債券市場でのお金の動き、そして歴史的な事変による恐怖感の有無によって過去の例は後に説明されているので、その状態が今どうなのかを焦らずに見極めていくのがいいのだろう。

引き続き、体調悪化しないよう無理せずご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、10月Call17,000円の買い1単位

     10円の支払いー>1円で、9円のマイナス

2、10月Call16,500円とPut16,000のストラングル売り1単位

     170円の受け取りー>322円で、152円のマイナス

3、10月Call 16,750売り+Put 15,750買い1単位に週末のデルタ合わせで10月先物ミニを3枚だけロング

     5円の受け取りー>169円で、174円のプラスと

     先物ミニ3枚買いが16,345円ー>15,750円で、178.5円のマイナスで

     合計165.5円のマイナス

で、トータル165.5円×1,000=165,500円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 まあ今回は途中で明らかに負けるなという展開だったので、実際にはそのまま持ち続けることはないのだろうし、金曜夕場まで持っていれば天からの救いのような動きが来ていたのだが、結果を素直に評価してみると

11月先物が前週末から-510円下落した中で(更には月曜寄付きは85円高かったことから)、

1は、明らかにデルタ要因が大きい

2は、デルタ要因が約-182円、その他要因が約+30円

3は、デルタ要因が約+48.5円、その他要因が約-53円

くらいで動いてきた。2、3は木曜日の大幅下落の日に大きく動いており、金曜反発も日中はボラが依然高く、skewはさほど立っていない状態で週末まで来た、ということが理由だと思われるね。実際2は木曜の10月先物395円安の時に222円評価が悪化していて、3は木曜は55円しか評価上がらず逆に金曜の10月先物50円高の時に21円も評価が悪化していたよ。

とりあえず、反省点は単純に相場の動きとボラの動きを読み間違えたこと(でもこれは結果論でしかない)。タラレバは、最初の読みが外れても水曜夜間に先物が16,000円を割る段階ででもデルタ調整で対処していれば十分にプラスに出来た、ということですな。

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ということで、次は

10月第2週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に、ただ先週末夜間に12月先物ミニが15,920円まで上昇していることを考えて、6日寄付き値からスタートで評価してみるよ。10月限はSQ週だから11月限でね!

1、11月Put15,500売り1単位+11月Put15,000買い2単位のPレシオの逆(バックススプレッド)

   (先週末評価では3円の支払い)

2、11月Call16,000買い1単位+Call16,500売り2単位のレシオコール

   (先週末評価では33円の支払い)

、の2つをピックアップして同時に持つ。今週はレシオ系の動きを見てみよう!

 いつも言うけで、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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