ファルコンの建玉一枚入魂

日経225オプションを軽くかましてます。

12月第1週前夜-官製相場に違和感あり?

先週は久しぶりに日経VIも23%台を見るような展開となり、落ち着きどころが出てきたような感じになったけど、やはりまだ総選挙前だし株式市場は米国とともに高値圏にいることもあって、上下の動きへの警戒は残っているような気がするね。

為替の動き、原油の動きなどを見ていても、まだまだ波乱が残っているんじゃないかな。

 

しかし、日銀プットが存在するからと言って下値が固いと多くが思っているのだろうけど、それにしても期待インフレ率の達成のみに執着して目的にしている日銀、政府の政策には違和感を少々感じ始めている。以前も言ったけど、じゃぶじゃぶのお金の回りどころが有価証券市場以外に波及しにくい状況は長い時間続いていて、アベノミクスでも何でもいいから健全な経済発展のための第3の矢を早々に打ち出していかないと、マーケットが謀反を起こす時期が来てしまう危険性も孕んでいるような気がしてならないね。

 

いずれにしても、ボラティリティの低さに安心せず、まだはもうなり、もうはまだなり、で力まず身構えていることが必要そうだ。

引き続き、あまりにレバレッジをかけすぎて大怪我がないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、12月17,500円ストラドル売り1単位

     700円の受け取りー>550円で、150円のプラス

2、12月Put17,000買い2単位

     165円の支払いー>130円で、35円×2枚のマイナス

3.12月Call18,000買い2単位

     135円の支払いー>70円で、65円×2枚のマイナス

で、トータル50円×1,000=50,000円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は月曜高くスタートし、ほぼ寄り付き高値で木曜まで下落傾向となり金曜日に再び月曜レベルに戻すといった展開だった。週末の日経先物12月ミニは前週比+65円で、日経VIは月曜寄り近辺高値で25%前半から低下、火曜以降は23%台半ばを中心とした動きになった。先週末評価からのデイリーベース要因分析をすると

全ての戦略が、ほぼデルタ以外の要因(ベガとシータ)に寄与されていたという結果になっている。

わかったことは、前週同様小さくガンマロング、ベガロングの戦略を採ったのであるが、結果としてはマイナスとなったものの、前週とは異なりスタートのボラティリティが低く更に低下したものの、それと表裏一体の部分があるシータが徐々に効き始めていたことでマイナスが少しはカバーされていたということだろう。

とりあえず今回の反省点は、相場的には前週同様ベガ・ショートの戦略を取るべきだったということで、逆でも前週のスプレッド系にしておけば良かったということ。タラレバは木曜特に夕場で上手く手仕舞っておければ良かったな、ということですな。

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ということで、次は

12月第1週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に、先週末夜間やCMEの日経12月先物がほぼ変わらずの値段をつけていることとボラティリティが先週も低下傾向にあったことを考慮して、以下の3戦略を採用して1日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、12月17,500円ストラドル売り1単位

   (先週末評価では545円の受け取り)

2、12月Put17,000買い2単位

   (先週末評価では125円×2単位の支払い)

3、12月Call18,000買い2単位

   (先週末評価では73円×2単位の支払い)

という先週と全く同じものをピックアップして同時に持つ。初めての2週連続のポジション取りをしてみるよ。ガンマロング、ベガロングのポジションが更に残存日数が短くなった時にどう動くかを検証してみよう!同じような水準やボラティリティ状況なのか違うのかによって左右されてしまうけど、ちょっとは波乱期待ということで。検証は週末引け値までの評価で行うから、先週との違いがわかればいいね。

 

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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11月最終週-やはり自己都合解散か?

衆議院解散総選挙が決まって増税延期と政策への信を問うアベノミクス解散だとか言われているが、実のところはそうではないような気がする。

思うに、首相の置かれた「4K」に絡んだ先詰まりに耐え切れずに動いた解散なのかも知れない。①北朝鮮政治資金に絡んだ改造③景気④再び首相自身の健康問題、の4つのダメージに追い込まれていたのではないかという邪念も思いついてしまう。まあ、この仮説は官邸筋から流れてきた情報によるもので、もしそうだとしてもマーケット自身が気づかないのであれば、官製相場になっている以上、今の投資行動がそう簡単に変わらないのかも知れないけどね。

そこで考えられるのは、やはり日銀が上手く利用されてしまったということだろう。

 

高値圏にいた株式相場も更なる上値を狙う参加者がどこまで湧いてくる、あるいは継続してくるのか、といった点が自分的には一番興味あるし、逆に注意している部分ではあるね。

 

盛り上がりすぎて、足元すくわれないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した2つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、12月Call18,000買い1単位+12月Call18,500売り1単位のブルCスプレッド買い

     115円の支払いー>85円で、30円のマイナス

2、12月Put16,750売り1単位+12月Put16,250買い2単位のPバックススプレッド(Pレシオ1:2の逆)

     30円の支払いー>-10円で、40円のマイナス

で、トータル70円×1,000=70,000円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は月曜小安くスタートし、月曜こそ一旦下値を叩いたものの、その後はレンジでの動きに終始して週末の日経先物12月ミニは前週比-60円で、日経VIも月曜引け近辺高値で徐々に週末安値に向かい低下した週であった。先週末評価からのデイリーベース要因分析をすると

1は、デルタ要因が約-7円、その他要因が約-39円程度

2は、デルタ要因が約-6円、その他要因が約-37円程度

の寄与があった。寄り付きのギャップダウン分が更にその他要因に加わっている。

これによってわかることは、同様の戦略を採った前週と異なり、事前想定のどちらかに動くのではないかというものは1週間単位では当たらず、小さく採ったガンマロングやベガロングが逆に作用していたことがわかるのではないだろうか。

とりあえず今回の反省点は、1週間単位なら単純にベガ・ショートの戦略を取るべきだったということで、タラレバはせめてバックススプレッドを月曜後半に上手く利食えておければ良かったな、ということですな。

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ということで、次は

11月最終週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に、先週末夜間やCMEの日経12月先物が17,500円絡みの値段をつけていることとボラティリティが先週結構低下したことを考慮して、以下の2戦略を採用して25日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、12月17,500円ストラドル売り1単位

   (先週末評価では820円の受け取り)

2、12月Put17,000買い2単位

   (先週末評価では220円×2単位の支払い)

3、12月Call18,000買い2単位

   (先週末評価では128円×2単位の支払い)

の3つをピックアップして同時に持つ。先週と同様の戦略を行使価格を上げて持ってみることにする。ガンマロング、ベガロングのポジションで少し違うパターンで検証してみよう!どこでスタートするかはちょっとわかりづらいけど、週末までの勝負の中で+100,000円取れる局面があるなら利食いすべきくらいのものかな。検証は週末引け値までの評価で行うから、ボラテイリティの動きによる先週との違いがわかればいいね。

 

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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11月第3週前夜-解散相場って何や?

先週はそれまでの一本調子の上昇による日経平均17,000円達成の後の押し、あるいは落ち着きが出るのかもという動きからスタートしたものの、政府による消費税増税延期、解散総選挙を示唆する動きで再び上への動きが動意づいた感じだったね。

ボラティリティに関しても、火曜日午前中までは若干落ち着き出すのかという動きだったけど、その後は再び上昇基調に転じてSQ時には日経VIは28%台、金曜引けでも27%台半ばで終了している。夜間では少し下がっている様子だけど。

 

この相場、誰もが少しは疑心暗鬼になるのはわかるけど、その分短期筋やちょっとした外人の動きに翻弄されているようだから、なかなか落ち着きどころはわからないという気持ちをもっていないとやってられないはず。

もうはまだなり、まだはもうなり、やね。

既に東証時価総額が名目GDPを越え始めているようだから、ある程度はバブルの中にいるんだという認識でいないといけない。でもどこまでバブるかは時によって違うから、そこも注意だね。

 

消費税延期、解散総選挙がいいのか悪いのかはここでは言わなし、だから何故相場が上がるのかもわからないけど、片道切符にならないようにしてもらわないと、マーケットは死に体にどんどん近づいていくように思えるし、暮らしの向上に直接つながるとも思えないから、安倍首相、第3の矢を、よろしく頼みまっせ!

 

引き続き、流れに乗るにしても、短期筋や外人が全て正しいとは考えずにハシゴを外されても死に体にならないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した2つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、12月Call17,500買い1単位+12月Call18,000売り1単位のブルCスプレッド買い

     95円の支払いー>205円で、110円のプラス

2、12月Put16,000売り1単位+12月Put15,500買い2単位のPバックススプレッド(Pレシオ1:2の逆)

     10円の支払いー>15円で、5円のプラス

で、トータル115円×1,000=115,000円の勝ち!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は週初のギャップダウンがあって、週初の12月先物寄り付きから金曜引けまでは695円の上昇となっている。その間、日経VIは23%台半ばから28%台半ばの動きで火曜午前を安値にほぼ週末に向けて再び上昇となっていた。先週末評価からのデイリーベース要因分析をすると

1は、デルタ要因が約+74円、その他要因が約+10円程度

2は、デルタ要因が約-12円、その他要因が約+5円程度

の寄与があった。寄り付きのギャップダウン分が更にその他要因に加わっている。

これによってわかることは、事前の想定のどちらかに動くのではないかというものは当たっていたことになり、小さく採ったガンマロングやベガロングは効いていたものの、バックススプレッドの方ではボラティリティのSKEWが付かなかったことがわかるのではないだろうか。

とりあえず今回の反省点はあまりないけど、タラレバはコストはかかるけど月曜引けか火曜寄り付きくらいにストラドルやストラングル系の買いをやっていれば良かったな、ということですな。

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ということで、次は

11月第3週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に(先週の表からは行使価格を少し上げているよ!)、先週末夜間やCMEの日経12月先物ミニが結局あまり変わっていないことと若干ボラティリティが下がってはいるがSKEWもついていなさそうなことも考慮して、17日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、12月Call18,000買い1単位+12月Call18,500売り1単位のブルCスプレッド買い

   (先週末評価では135円の支払い)

2、12月Put16,750売り1単位+12月Put16,250買い2単位のPバックススプレッド(Pレシオ1:2の逆)

   (先週末評価では28円の支払い)

の2つをピックアップして同時に持つ。先週と同様の戦略を行使価格を上げて持ってみることにする。若干のガンマロング、ベガロングの戦略系を引き続きボラティリティの推移との絡みで検証してみよう!現状は少しデルタロングでボラティリティ低下、SKEWがフラットなまま下げるなら不利な戦略だが、今週もその辺の絡みでどうなっていくかを見て先週との違いがわかればいいね。

 

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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11月第2週前夜-日銀プットの行方

前週末比で日経先物は700円もの上昇でスタートしその日のうちに高値から500円も下落も演じるというような乱高下から始まった週も、結局は週初火曜日のレンジをほぼ抜けきらない展開の週となった。

ドル円に関しても同様で最後は加熱を冷ますような動きになったが、日本株同様ショートを振るような勇気は持てない国策への信頼感、つまりは日銀による下値サポートによる官製相場の形相だったのであろう。日銀プットまたは黒田プットが張り巡らされている市場心理が効いていた。

 

単純に思えば、流石にここまで上がったら戻り売りも出始めてくるだろうし、高所恐怖症にもなることも予想されるが、その市場心理に揺らぎが出るまでは大丈夫だろうとタカをくくっているのが多勢を占めているのではないだろうか。

こういう時気をつけるべきは、底堅いのだろうけどもしかしたら何らかの要因でその政策プットのタイミングが合わずに突拍子もない時に大きく押すこともある(その後すぐに戻るのも多いにあるが)ということだと、個人的には思っているよ。

 

まあ引き続き、バランスを崩さないで余計な振り回しに合わないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、11月Call17,250買い1単位+11月Call17,750売り2単位のCレシオ

     0円ー>58円で、58円のプラス

2、11月Put16,750買い1単位+11月Put16,250売り2単位のPレシオ

     35円の支払いー>55円で、20円のプラス

2、11月Call18,000の買い1単位

     85円の支払いー>9円で、76円のマイナス

で、トータル2円×1,000=2,000円の勝ち!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は週初のギャップアップが大きかったので戦略を前もって決めるのは難しかったとは思うけど、週初の11月先物寄り付きから金曜引けまでは結局240円の下落となっている。その間、日経VIは31%台前半から25%台半ばの動きで激しいものの、ほぼ週初高週末安となっていた。先週末評価からのデイリーベース要因分析をすると

1は、デルタ要因が約+68円、その他要因が約-42円程度

2は、デルタ要因が約+37円、その他要因が約-23円程度

3は、デルタ要因が約+32円、その他要因が約-37円程度

の寄与があった。寄り付きのギャップアップ分が更にその他要因に加わっている。

これによってわかることは、レシオ系でも残存日数が少なくなると行使価格の取り方によってはデルタがコールサイド、プットサイドともにプラスであったり、ガンマやベガも動きやすくセータの影響との差っ引きに注意が必要ということだろう。逆に言えば、うまく使えばガンマショートのイメージの戦略も期間によってはそうではなくある程度の下押す動きまではヘッジとしても使えることがあるということかも知れないね。

とりあえず今回の反省点は週初のギャップアップを甘く見ていたことで、タラレバは少なくとも3の戦略は寄り付きでは取るべきではなかった、ということですな。

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ということで、次は

11月第2週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に(先週の表からは限月を12月物にしているよ!)、ただ先週末夜間に12月先物ミニが16,680円まで下落してCMEも含めて16,700円台で推移していたことを考慮して、10日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、12月Call17,500買い1単位+12月Call18,000売り1単位のブルCスプレッド買い

   (先週末評価では125円の支払い。夜間最終気配仲値では93円の支払い)

2、12月Put16,000売り1単位+12月Put15,500買い2単位のPバックススプレッド(Pレシオ1:2の逆)

   (先週末評価では20円の支払い。夜間最終気配仲値では18円の支払い)

、の2つをピックアップして同時に持つ。SQ週ということもあり想定はしにくいが、どちらかに動くのではないかという想定でガンマロング、ベガロング(ほんのちょっとだけ)の戦略系をボラティリティの推移との絡みで今週は検証してみよう!本当は11月限でセータを売ってヘッジしたいけど、寄りではやりたくないし木曜で終わっちゃうからここではやらないよ。自分で考えてみてね!

 

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

 

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11月第1週前夜-今世紀最大の相場操縦か?

 先週も何が起こるかわからない、と書いたが、まさしくそのような展開が待っていた。

1週間の動きを追うというつもりでモニタリングをしているのだが、金曜のしかも午後から半日の間に全てが変化したと言っても過言ではないだろう。

時間の流れ、景気の流れ、企業のバリュエーションの流れ等、本来であればゆっくりと流れていくものなのに、鶴の一言だけでその流れを真っ向から否定することになったかのようだ。

熱狂はしばらく続くのだろうが、果たしてそれが吉と出るか凶と出るかは、歴史的に将来、過去を振り返ってみないとやはりわからないのだろう。決めつけられるものではないと思う。

1個人としては、国民全てに少なくとも少しは恩恵が巡ってくることを願いたいものだ。そして以前も言ったけど、結局GPIFつまりは国民の年金が無理に高値掴みしないようにご配慮いただきたい。

しばらくは、運用資産も株式、REITを含む不動産、海外アセットなど種類によって上下大きく動く可能性があるので、ご自身のアセット全体の動きに注意しながら、何かに固執してバランスを崩さないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、11月15,500のストラドル売り1単位(表のストラドル買いの逆)

     605円の受け取りー>1125円で、520円のマイナス

2、11月Call16,000売り+11月Put14,500売りのストラングル売り1単位(表のストラングル買いの逆)

     160円の受け取りー>654円で、494円のマイナス

2、11月Call16,000売り1単位+11月Put14,500買い1単位に対して、11月先物ミニを1枚だけロング

     10円の受け取りー>636円で626円のマイナス+先物ミニ110.5円のプラス

で、トータル1529.5円×1,000=1,529,500円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は全ては金曜午後の動きによって決まっている感じだし、何もしないまま居たというのも実際にはないのだろうけど、敢えてそれをそのままで冷静に分析してみたい。木曜引けから金曜引けまでに、それぞれの戦略は

1、625円のマイナス

2、539円のマイナス

3、539.5円のマイナス

と評価が悪くなっていて(その間の先物ミニは840円高)、マイナスの全てが金曜1日、いや金曜の午後だけに集中していたということになる。その間に更にオプションIVも急上昇していることから、ギャップアップで始まった金曜寄り付き以降だけで

1は、デルタ要因が約-419円、その他要因が約-189円程度

2は、デルタ要因が約-390円、その他要因が約-146円程度

3は、デルタ要因が約-377円、その他要因が約-103円程度

の寄与があった。寄り付きのギャップアップ分が更にその他要因に加わっている。

これによってわかることは、想定レンジを極端にしかも一気に越えてきた場合には元々の期待リターンに対するヤラレの度合いが後者に行くほど大きくなっていることに気付いたのではないだろうか?

これも一つのいい教材になったとは思うが、将来的に繰り返される事象かどうかはわからないので、一つの引き出し程度に覚えておこう。

とりあえず今回の反省点は動きを捉えられる戦略ではなかったということであるが、タラレバは木曜あたりに決済していれば、ということですな。

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ということで、次は

11月第1週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に(また先週の表からは行使価格を移動させてるよ!)、ただ先週末夜間に12月先物ミニが16,960円まで上昇していること、CMEでは17,000円を大きく上回って推移していることを考えて、4日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、11月Call17,250買い1単位+11月Call17,750売り2単位のCレシオ

   (先週末評価では35円の支払い)

2、11月Put16,750買い1単位+11月Put16,250売り2単位のPレシオ

   (先週末評価では40円の支払い)

3、11月Call18,000の買い1単位

   (先週末評価では13円の支払い)

、の3つをピックアップして同時に持つ。強含み想定でどこまで動くかわからないから戦略3も入れておくが、いずれボラティリティ低下予想の中、レシオ系の動きがどうなるかを今週は検証してみよう!

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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10月最終週前夜-85年以来の快挙なるか?

何が起こるかわからないのは相場の世界でも勝負の世界でも一緒なのかも知れない。

監督の弱気な采配がレギュラーシーズンを通じて言われ続け、セ・リーグ2位に甘んじていた我が阪神タイガースが、CSシリーズからの開き直りにも似た監督の強気な采配で9年ぶりの日本シリーズ進出となっている。

 

マーケットの方でも一旦もうピークアウトかと思われた相場展開が急落急騰を経ながら、もしかしたらまた上がっていくのでは?と思わせるような動きに変わってきているようにも思える。

確かに少数のお金の余っている輩による振り回しにも見えるかも知れず、嘘っぽくも見えるけど、勝負の世界と同じく何が起こるかわからないという心構えは常に持っておくべきではないだろうか?

 

個人的には先週書いた見方に変化なく、余りレバレッジを効かせて無理していた状況ではないので、そんなに下落も長くは続かないとは思っているし、逆に極端に上がり続けるほど楽観的には思っていない。だから最近のボラの高い上下動はちょっと冷めた目で見てるんだよね(笑)

 

まあ、阪神タイガースには85年以来となる日本一を見せてもらいたいけど、自分のお金に関しては無理な采配をなされぬように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した2つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、11月Put14,250売り1単位+11月Put13,750買い1単位のブルPスプレッド(ベアPスプレッドの逆)

     75円の受け取りー>34円で、41円のプラス

2、11月Call15,250売り1単位+11月Call15,750買い1単位のベアCスプレッド(ブルCスプレッドの逆)

     140円の支払いー>130円で、10円のプラス

で、トータル51円×1,000=51,000円の勝ち!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は想定通り月曜寄り付きが大きくプラスで始まっていて、結果的には想定レンジの上限は若干週末に上抜けたもののほぼ想定内。1週間の上下動は引き続き大きかったものの、、その過程でインプライド・ボラティリティも徐々に低下したことで、両サイドともにプラスで終えることが出来た感じだね。

今回は割と展開を読めないまま想定して大ヤラレのないよう低リスク、フロア付きの戦略を選択したのだが、そういう戦略での善し悪しというか、あまり不安にならないけどやっぱり大きくは儲からないといった2面性がわかったのではないだろうか?

戦略1、2ともそれぞれ先週末からは月曜寄り付きの段階で、58円不利、51円有利な値段からスタートしたものの、11月先物が前週末からは780円上昇した中で戦略の先週末比での動きは

1は、デルタ要因が約+156円、その他要因が約-115円程度

2は、デルタ要因が約-150円、その他要因が約+160円程度

の寄与があった。その他要因の中ではやはり週初の先物ギャップアップ分の寄与が圧倒的に大きかった。

とりあえず今回も反省点はないが、タラレバは、少し先物ミニ買いを1枚でも使うなりして少しデルタプラスを取り入れていればもう少し一週間安心しながらも収益を伸ばせたのではないか、ということですな。

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ということで、次は

10月最終週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に(また先週の表からは行使価格を移動させてるよ!)、ただ先週末夜間に12月先物ミニが14,410円まで上昇していること、CMEでは14,400円台半ばまで上昇推移していることを考えて、27日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、11月15,500のストラドル売り1単位(表のストラドル買いの逆)

   (先週末評価では653円の受け取り)

2、11月Call16,000売り1+Put14,500売りのストラングル売り1単位(表のストラングル買いの逆)

   (先週末評価では170円の受け取り)

3、11月Call16,000売り1単位+11月Put14,500買い1単位に対して、11月先物ミニを1枚だけロングする

   (先週末評価では25円の支払いで、11月先物ミニは15,320円)

、の3つをピックアップして同時に持つ。強含み揉み合い想定でいずれボラティリティ低下予想だが、月曜寄りでコールが高そうなのとレンジの下限で週末を迎えるリスクを考えて3を入れるという感じで今週は動きを見てみよう!

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

 

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10月第4週前夜-台風一過の秋晴れなのか?

先週末の大型台風と共に、日本株市場も大きく振らされた1週間だった。

週間の下落幅は日経平均で約800円ほどにもなり、オプション市場では経験者にアホボラと言われる程度にインプライド・ボラティリティも跳ねた1週間だった。

 

週末米国市場が一旦切り返したことで、日経先物ベースでは金曜日中引け値より250円程度の上昇で大証夜間取引は終えており、CMEでは更に上の値段をつけて返ってきている。

恐らく先週の下落から考えるとまだまだ3分の1程度の戻りであり、ボラティリティが急激に低下するとも思えない。

結局は米国市場に追随するしか行き場がないのも現状だ。米国株式市場が下落トレンドに入った後の一旦調整か、それとも正常な調整をただしていただけと見るかによって、一般投資家の今後の取るべきスタンスは変わってくると思われる。

ただし、オプション市場に参加している人間として、予想はするけどそんなものは後でしかわからない、だから期待値は同じだけど如何にリターン・リスクの出方を変えるかだけにしか大きな興味はない。

ちなみに自分は米国市場は正常な調整をしている方の見方を現状してる。が、当たるも八卦当たらぬも八卦である(笑)

 

あまりにも固執しすぎて大怪我しないよう、引き続きご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した2つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、11月Put15,250売り1単位+11月Put14,750買い2単位のPレシオの逆(バックススプレッド)

     60円の支払いー>-220円で、280円のプラス

2、11月Call15,250買い1単位+Call15,750売り2単位のレシオコール

     50円の支払いー>41円で、9円のプラス

で、トータル289円×1,000=289,000円の勝ち!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は月曜寄り付きが大きくマイナスで始まっていて、かつデルタ的にはマイナスを取った戦略ではあるが、週末に向けて更に400円ほど下落の一途を経ていた。方向感は合っていたし、その過程でインプライド・ボラティリティも急上昇したことで、プットのバックススプレッドが大きく寄与して、逆に下有利に見えるレシオコールは意外に儲からなかった。

先々週とは違うボラティリティの動きの中で、同じレシオ系がこんなに違うんだね。

なんとなくそれを想定して違いが示せる戦略を選択していたのだが、非常にこういう相場ではこうなんだ、と勉強になったのではないだろうか?

戦略1、2ともそれぞれ先週末からは月曜寄り付きの段階で、52円、7円不利な値段からスタートしたものの、11月先物が前週末からは790円下落した中で戦略の先週末比での動きは

1は、デルタ要因が約+166円、その他要因が約+41円程度

2は、デルタ要因が約+145円、その他要因が約-143円程度

の寄与があった。ただの結果論ではあるが、明らかにIVが急上昇する過程で同じショート気味のレシオ戦略でも収益そのものへの影響度がわかるモニタリングとなった。

とりあえず反省点はないが、タラレバは、こういう相場展開の時は単純にコールサイドを使う戦略は余り効かないからプットサイドのみで攻めた方が得策だった、ということですな。

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ということで、次は

10月第4週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に(また先週の表からは行使価格を移動させてるよ!)、ただ先週末夜間に12月先物ミニが14,780円まで上昇していること、CMEでは14,880円近辺まで上昇推移していることを考えて、20日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、11月Put14,250売り1単位+11月Put13,750買い1単位のブルPスプレッド(表のベアPスプレッドの逆)

   (先週末評価では133円の受け取り)

2、11月Call15,250売り1単位+Call15,750買い1単位のベアCスプレッド(表のブルCスプレッドの逆)

   (先週末評価では89円の受け取り)

、の2つをピックアップして同時に持つ。先々週末の水準から先週のレンジは離れられないという想定でスプレッド系の動きを見てみよう!

今回はボラティリティが落ち着くのか落ち着かないのかはわからないけど、フロア付きのある程度安全策を取りながら結果を見てみようではないか!

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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