ファルコンの建玉一枚入魂

日経225オプションを軽くかましてます。

12月第1週前夜-官製相場に違和感あり?

先週は久しぶりに日経VIも23%台を見るような展開となり、落ち着きどころが出てきたような感じになったけど、やはりまだ総選挙前だし株式市場は米国とともに高値圏にいることもあって、上下の動きへの警戒は残っているような気がするね。

為替の動き、原油の動きなどを見ていても、まだまだ波乱が残っているんじゃないかな。

 

しかし、日銀プットが存在するからと言って下値が固いと多くが思っているのだろうけど、それにしても期待インフレ率の達成のみに執着して目的にしている日銀、政府の政策には違和感を少々感じ始めている。以前も言ったけど、じゃぶじゃぶのお金の回りどころが有価証券市場以外に波及しにくい状況は長い時間続いていて、アベノミクスでも何でもいいから健全な経済発展のための第3の矢を早々に打ち出していかないと、マーケットが謀反を起こす時期が来てしまう危険性も孕んでいるような気がしてならないね。

 

いずれにしても、ボラティリティの低さに安心せず、まだはもうなり、もうはまだなり、で力まず身構えていることが必要そうだ。

引き続き、あまりにレバレッジをかけすぎて大怪我がないように、ご自愛くだされ!

 

さてそれではまずは先週の結果から

先週末に選択した3つの戦略を下の二つの表で流れを確認するとともに、月曜寄付き値から金曜大引け値までの評価を確認すると、

1、12月17,500円ストラドル売り1単位

     700円の受け取りー>550円で、150円のプラス

2、12月Put17,000買い2単位

     165円の支払いー>130円で、35円×2枚のマイナス

3.12月Call18,000買い2単位

     135円の支払いー>70円で、65円×2枚のマイナス

で、トータル50円×1,000=50,000円の負け!(手数料は別途必要)ということになる。

 

 今回は月曜高くスタートし、ほぼ寄り付き高値で木曜まで下落傾向となり金曜日に再び月曜レベルに戻すといった展開だった。週末の日経先物12月ミニは前週比+65円で、日経VIは月曜寄り近辺高値で25%前半から低下、火曜以降は23%台半ばを中心とした動きになった。先週末評価からのデイリーベース要因分析をすると

全ての戦略が、ほぼデルタ以外の要因(ベガとシータ)に寄与されていたという結果になっている。

わかったことは、前週同様小さくガンマロング、ベガロングの戦略を採ったのであるが、結果としてはマイナスとなったものの、前週とは異なりスタートのボラティリティが低く更に低下したものの、それと表裏一体の部分があるシータが徐々に効き始めていたことでマイナスが少しはカバーされていたということだろう。

とりあえず今回の反省点は、相場的には前週同様ベガ・ショートの戦略を取るべきだったということで、逆でも前週のスプレッド系にしておけば良かったということ。タラレバは木曜特に夕場で上手く手仕舞っておければ良かったな、ということですな。

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ということで、次は

12月第1週の「当たらないけど予想!」

 

下の表を参考に、先週末夜間やCMEの日経12月先物がほぼ変わらずの値段をつけていることとボラティリティが先週も低下傾向にあったことを考慮して、以下の3戦略を採用して1日寄付き値からスタートで評価してみるよ。

1、12月17,500円ストラドル売り1単位

   (先週末評価では545円の受け取り)

2、12月Put17,000買い2単位

   (先週末評価では125円×2単位の支払い)

3、12月Call18,000買い2単位

   (先週末評価では73円×2単位の支払い)

という先週と全く同じものをピックアップして同時に持つ。初めての2週連続のポジション取りをしてみるよ。ガンマロング、ベガロングのポジションが更に残存日数が短くなった時にどう動くかを検証してみよう!同じような水準やボラティリティ状況なのか違うのかによって左右されてしまうけど、ちょっとは波乱期待ということで。検証は週末引け値までの評価で行うから、先週との違いがわかればいいね。

 

でも いつも言うけど、本当の運用はコントロールすべき時はするべきなので、1週間持ちっきりというのは真似しないようにね。

今度の週末にまた反省会するから待っててなー!

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